性欲と食欲

オナニーと妄想風俗の馬鹿話をします。

前回までのあらすじ

依然として記憶が戻らないままの女装ミニ四駆ファイター”風間”。
なけなしの小銭を手にビデオ個室花太郎へ入店したところ
『SOD内定者に最後の試練!「父娘で素股」これをやらねば入社はナシ!』
のタイトルに記憶を取り戻す糸口を感じたが、
「SOD社員と謳っておけばちょいブス女優を素人として処理しても逆にリアル感があっていいよね!」
というSODの術中にハマっただけであった。

股間の残務処理をしていた風間の個室に突如としてアナルパールを刺した男が飛び込んできた。彼の名は”神崎”。かつて前立腺ミニ四駆ファイターとして風間と覇権を争ったほどの使い手である。
「風間はん!あンたこんな所でなにやっとるんや!ウッッ。去年の大会でワイを打ち負かした『カウパー氏腺液走法』を…ハァハァ…忘れてしまったんか!あふン」

眼前で何度もアマ絶頂(イキ)しているブリーフ姿の男はどうやら自分の過去を知っているらしい。しかし今はそれどころではない。風間はいそいそとキャミソールに袖を通しながら言った。

「”カウパー氏腺液走法”…?そんなものは知らない。俺は市川まさみが本当にSODに社員だったのか確かめるのに忙しいんだ。出て行ってくれ。」

市川まさみはSOD社員として入社したのか、それとも最初から企画ありきの予定調和で社員扱いされていたのか。その真偽を確かめられぬまま、花太郎での8時間パックは終わりを告げた。

足りない会計の代償として店員から花太郎パンチを貰った満身創痍の風間の前に再度現れた神崎。

「今度こそ話を聞いてもらいまっせ…」

神崎の体もまた、満身創痍であった。